
導引術は、古代中国から伝わった「導引」を現代の生活に合わせて必要なものを体系化して指導している、道家道学院の気のトレーニングの一つです。
「人間は病気では死なない」や
「容姿端麗入門」などの著書で知られる、
早島天来(筆名早島正雄)道家道学院初代学長が、明治以来忘れられていた導引を、健康法として現代によみがえらせ、
その際に、現代の生活に合わせて一般にもわかりやすく、学びやすいよう「導引」を「導引術」として体系化しました。
気のトレーニングの一つ、導引術として体系化されたことにより、より短時間でより効率良く導引を学ぶことができるようになりました。
時間の流れが早く忙しい時代だからこそ、体系化された導引術で多くの受講生が生き方を変え、人生を開いています。
他にも道家道学院では、気のトレーニングとして、動きのクセを直し護身術やコミュニケーションのトレーニングにもなる「
道家動功術」
心の悩みを解消し、老子 TAOの”無為自然”な生き方を学ぶ「
洗心術」も行なっております。
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道家道学院 本校 東京道学院で学べる導引術には次のような特徴があります。
●導引術は自分で行ないます。
ご自分で行なうことで、邪気と呼ばれる体の中の疲労物質や老廃物質を溜めることがなくなります。
●導引術は器具やお薬が不要です。
副作用の心配も器具のお手入れもありません。
●導引術は気持ちがよく簡単である。
小さな子供たちからご年配の方まで年齢を問わずに行なうことができる。
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導引術は簡単で気持ちよく行なえるので「今まで何をしても続かなかったのに導引術は続けられた!」という受講生が多く通っています。
また、体が硬い、運動が苦手だけで運動不足を解消したいと言う方も、無理なく続けることで、運動不足も解消し、自然と体が柔軟になったと喜ばれています。
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導引は、講談社から発売されている「世界遺産」にも紹介された、五千年前の中国に生まれ、歴史の中で育まれてきた気の健康法です。
古代の人々が動物の動作の真似をすることで、いかにして自然に近づくことができるかを工夫し、そしてそれが人間の健康にもどれほど役立つものであるか、長い年月を積み重ねながら考究してきたのです。
また、導引は自分の体を導引によって動かして病気を追い出し、自然の若々しいからだを、病気にかからない体をつくることから始まった道家の修行法でもあります。
それは言いかえると、大気(自然の最大の原理である大気、つまり動いたり、湿ったり、冷えたり、雨や雪を降らしたり、乾燥させたりする大気)という自然に、すなおに順応する体をつくることです。
導引は、呼吸法と体の動きを組み合わせることで、体内の気の流れを活発にして健康的な体を作り、そして、宇宙の気と一体になって天地自然の流れに添った生き方をしようという、生き方を学ぶ方法でもあったのです。
中国で生まれた導引は、古代帰化人として有名な王仁によって、四世紀末に三體千字文と一緒に日本に伝えられたといわれています。